万華鏡を覗くと、現実には見る事の出来ない世界に魅了されてしまします。
瑛生ではこの魅力を九谷焼で作りたいと思い、磁器としては一番早く万華鏡を作った工房と言われます。
万華鏡は、単に中を覗いて楽しむばかりではなく、美しい九谷焼の置物となればと思っております。
この鼓動形というのは鼓の胴体を言い、鼓はこれに紐が付いて居るのですが、紐が劣化して胴体だけで美術品となっております。
鼓動形は万華鏡として持ち上げやすい形で、柄は古九谷からアレンジしました。牡丹の花は中国の明時代の国花でもあり、明代の景徳鎮では最も華やかな花として沢山の牡丹が描かれました。その影響で古九谷でも、牡丹の花が多く絵描かれています。