魯山人の代表的な作品の一つで、人気のある双魚文のお皿です。
中国では二匹の魚を対照的に表したこの双魚文は新石器時代以来の土器、青銅器、陶磁器にしばしば見られ
この形に確立したのは漢時代(紀元前2世紀)との事で、魚は沢山の卵を産むことから子孫繁栄の吉祥文様とされるようです。
魯山人は骨董も扱っていたので、古くからの中国の事情にも通じておりましたが、その双魚を堂々とした九谷の緑で描いている処が如何にも魯山人らしい素晴らしさと思われます。この直径30センチ程の大きさが原寸に近く、山代の白銀屋旅館が所蔵していましたので、度々拝見することが出来ました。
魯山人の秘書をされた方で、魯山人の解説者として有名な平野雅章氏のご指導で直径15センチの双魚文皿五枚組として三越デパートの企画で出された事もあります。色々なご要望から何種類かのサイズを作って居ります。
受注品,電子レンジ対応,食洗器対応