これもはは鳥のお皿と一緒に切手になっている牡丹文様を写したものです。九谷美陶園では60年ほど前からこのお皿も古九谷写しとして描いておりました。
切手になったのは、50年ほど前に、伝統的工芸シリーズの第一回目でした。
牡丹は中国明時代の国花でしたので、陶磁器の歴史と共に日本にも入って来て、牡丹の花が九谷でも沢山描かれました。これは花を真ん中から切ったようなとても珍しい柄と思います。以前は“はは鳥”方が多くお求め頂きましたが、今日ではこのモダンな牡丹の方が人気があると言えるかも知れません。
日展、伝統工芸展入選作家の山岸雄三氏が描いています。